海への散骨は違法でしょうか?

海洋散骨は遺灰や遺骨を海に散骨することを指します。

海への散骨は違法でしょうか?

ご遺体をそのまま海や川に流す水葬というものも昔は日本でもあったようです。
昔々は船に遺体を乗せて流す周葬というのもあったそうです。
海の彼方先に死者の国があるとも思われていたのでしょう。

各地でみられる精霊流しはそのような意味もあるのでしょう。
私の住んでいる福岡でもお盆に精霊流しはありますが、海を汚さないように流さないようになっています。
自治会が管理しています。
長崎の精霊流しはすごい規模のようです。
一族の豊かさを表すようにとても大きなお祭りのようにも見える精霊流しをするんだそうです。
いつか実際に見てみたいなと思っています。

インドなどでは今でもガンジス川の近くで火葬して遺灰をまくようです。
しかし火葬できない人たちはそのまま遺体を流したりもするようです。
インドに行ったことはありませんがガンジス川にはいろんなものが流れているようですね。
川で体を洗ったり選択したり、そして用を足したりもするようですし。なんでもありなようです。
除菌やアルコール消毒などの概念はないのかもしれません。日本では考えられない光景かもしれません。
インドも行ってみたい国のひとつです。

お墓に私はいませんと故人側からの思いを歌った歌がありましたが、お墓をかまえて代々そこに
入る従来のような形式とは時代とともに変化してきているように思います。
肉体から魂が抜けることを死と言いますが、現在生きている人たちは死後の世界がわかる人もいるようですが、
実際は何が本当なのかわからないものです。
お墓は実は故人というよりは残された人々の故人やご先祖さまへの気持ちのよりどころとして存在しているの
かもしれません。
先祖代々立派なお墓がある人もあれば、家族がいない天涯孤独な人もいるのです。
天涯孤独ではなくても、見えないものはっきりといないものに形はいらないと思っている人もいると思います。

近年少子化問題など従来のお墓を持つよりも樹木葬や海洋散骨なども選ばれるようになってきました。

そういった様子からも散骨や海に遺骨をまく海洋散骨を選ぶ人が増えてきています。

これは一部の文化や宗教で行われる伝統的な儀式の一環であり、故人を尊重し、自然に還すための方法として
選ばれることがあります。

ただし、海洋散骨には環境保護や法的な規制が関わることがあります。

不法投棄は、法律に違反して廃棄物を不適切な場所に捨てる行為を指します。海洋散骨が不法投棄と見なされる場合、その行為は法的な問題に発展する可能性があります。

多くの国や地域では、海洋環境の保護を目的として、散骨に関する規制が存在します。これには、特定の場所でのみ散骨を許可する法律や、適切な許可が必要な場合が含まれます。不法な海洋散骨は、海洋の生態系に悪影響を与え、法的な制裁を受ける可能性があります。

散骨を行う際には、現地の法律や規制を確認し、正規の手続きを遵守することが重要です。これによって、散骨を通じて故人への敬意を示すと同時に、環境保護にも配慮することができます。

海洋に不法投棄を行うと、様々な法的および環境的な問題が発生します。以下はその主な影響です:

法的な制裁: 不法な海洋投棄は、国内法や国際法に違反する行為です。国や地域によっては、この行為に対する罰金や拘留、あるいはその他の法的制裁が課される可能性があります。また、国際的な取り決めや規制も存在し、これらに違反すると国際的な法的問題が生じることがあります。

環境への悪影響: 海洋は繊細で複雑な生態系であり、不法な投棄が生態系に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。有害物質や化学物質が海洋生物や生態系に影響を与え、海洋生態系の均衡が崩れることがあります。

健康への影響: 海洋に不法に捨てられた物質が食物連鎖を通じて生物に蓄積され、最終的には人間にも影響を及ぼす可能性があります。これが健康への悪影響をもたらすことがあります。

地元の経済への悪影響: 海洋汚染が進むと、漁業や観光業など、地元の経済に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。汚染された海域では漁獲量が減少し、観光地の価値が低下することがあります。

国際的な非難: 不法な海洋投棄は国際的な問題と見なされ、他国からの非難を招くことがあります。環境問題は国際社会で共有される課題であるため、不法な行為は他国や国際機関によって非難される可能性があります。

不法な海洋投棄は倫理的にも環境的にも重大な問題であり、国際的な取り組みや法的枠組みが存在しています。環境に対する責任を果たすためには、法的な手続きを遵守し、環境への影響を最小限に抑える取り組みが必要です。

故人が安心して天国という場所に行くためにも残された人たちはルールを守って不法に投棄しないようにするべきですね。
国際的なルールを守るのももちろんですが、まずは日本そして各都道府県の自治体のルールに伴い、安全で安心な海洋散骨
をしましょう。

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