海洋散骨と体験クルーズ
海洋散骨をするにあたって体験クルーズをされる方が増えてきました。
海洋散骨をセレモニーととらえた場合、結婚披露宴のようにどんな場所でするのかどんな
形式なのかとしっかり打ち合わせをするように、海洋散骨の場合もクルーズで散骨するのは
どんなものなのかを知るために体験クルーズをするのです。
海洋散骨貸し切りクルーズもあれば合同散骨もありますし、委託散骨もございます。
いわゆるお葬式のかわりに海洋散骨をする方たちも増えてきました。
しかし海洋散骨は船から散骨するので、船酔いする人は難しい場合もあります。
そういった場合は大事な遺骨をお預かりし委託散骨をいたします。
また住んでるところと散骨したい場所が遠い場合も委託散骨が選ばれます。
体験クルーズでどのような海洋散骨にするかイメージがはっきりしていくことと思います。
大事な故人に対するイベントなので、悔いのない海洋散骨になるようリハーサルしたいものです。
ダイビングをやってみたいと思っていても船に酔う人は船でのダイビングが難しいのと
同じです。
陸から歩いてダイビングも楽しいのですが、重たいタンクを担いで歩いて海に入っていくのは
なかなか大変です。
ダイビングをしたいと思う人でも、船が苦手だったりするとダイビングが難しくなってきます。
あと耳抜きができない人もダイビングにはむいていません。
鼻炎や副鼻腔炎の人も耳抜きは難しいようです。耳抜きができないまま海中を潜っていくと
鼓膜が破れるくらいに耳がいr宅なるそうです。
あと閉所恐怖症の人もダイビングはむいてないようです。
散骨とダイビングはそもそも目的が全然違うのですけどね。
ずいぶん前に見た映画『世界の中心で愛を叫ぶ』では彼が若くして白血病で亡くなってしまった
恋人の遺骨を憧れだったオーストラリアのエアーズロックまで散骨しにいったシーンを思い出します。
私が散骨というものを知ったのもこの映画からだと思います。
両想いでありながら亡くなってしまった恋人との約束を果たすというのはとてもロマンティックに
思いました。
この映画で散骨というものが広がったのではないでしょうか。
「世界の中心で愛を叫ぶ」の
散骨シーンでは、登場人物たちが故人の遺灰を「世界の中心」と呼ばれる場所でまく瞬間が描かれます。
この場所は物語の中で象徴的な意味を持っており、特別な思い出が詰まった場所として描かれています。
主人公のサクは感情豊かに、故人への愛や感謝を胸に抱きながら、風に遺灰を託します。
風景や音、香りなどが豊かに描写され、散骨が静かで美しい瞬間となっています。
このシーンを通じて、故人との別れが特別な場所と共に穏やかになされ、愛情と尊敬が深まっていく様子が描かれています。
死んでしまった恋人を思い続ける主人公の彼女はとてもつらかっただろうなと思います。
この散骨で本当のお別れができたのではないかなと思いました。
散骨の約束を果たすことでやっと本当に踏ん切りがつき、永遠のお別れができたんだと思います。
骨をどこにまくか納めるかは故人とその残された人の一番納得いく形でするのがベストだと思います。
海洋散骨は一般のお葬式とは違い、故人が荼毘に付されてからになるので亡くなった後しばらく
してからが多いです。
なのでお葬式のような喪服は着ませんし、むしろ喪服はNGです。
動きやすい明るい服装でさわやかに故人をおくるイメージです。
海洋散骨は、故人の遺灰を海にまく儀式でそのイメージは静謐(せいひつ)で感傷的なものが
一般的です。
以下は、海洋散骨の典型的なイメージを描写する要素です。
広がる海の風景: 散骨の場所は美しい海の風景で、青い空、広がる海面、そして遠くに見える水平線が特徴的です。
この開かれた空間が、故人の魂が広がり、永遠の旅路へと送り出される様子を象徴します。
穏やかな波と潮騒: 海洋散骨では、穏やかな波や潮騒の音が儀式を包み込みます。波がやわらかく寄せては引く様子は、
命の繋がりや過去からの解放を表現します。
遺灰の舞い散る様子: 遺灰を海にまく瞬間は静かで優雅であり、風に乗って遺灰が散り散りになる様子が感動的です。
これは故人が大自然と一体化し、新たな旅路へと旅立つ象徴となります。
家族や友人の出席: 海洋散骨は通常、家族や友人が集まり、故人への最後の別れを共有する特別な瞬間です。
出席者が亡くなった方に感謝や愛を捧げ、思い出に浸る姿が見られます。
静謐な黙祷: 散骨の瞬間には、しばしば静謐な黙祷や祈りが捧げられます。これは故人の安らかな旅路を祈るとともに、
出席者が悲しみや喪失感を共有し、癒しの時を過ごす機会となります。
これらの要素が融合して、海洋散骨は感動的で美しい儀式となります。それは故人に対する深い愛情や尊敬を表現し、
同時に自然との調和を感じさせる特別な瞬間です。
静謐とは静かで穏やかなさまのことなんだそうです。なかなか使わない単語で初めて知ったので使ってみました。
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